ガラス

2016年3月 1日 (火)

ヤマザキ春のパン祭り!

 春です。一ヶ月記事を書けていないことに気が付き、うろたえる次第です。
節分、バレンタインを過ぎてからというもの、
あちらこちらの店の品揃えが一気に春になりました。
雛飾りが出回り、桜フレーバーの飲み物がメニューに現れています。

 ガラス的には、桜の色や模様の食器などももちろん挙げられますが、
もう一つ、わかりやすい春のガラスがありますね?

 そうです。ヤマザキ春のパン祭りです。
フランスから来た白いお皿です。
あれは良いものです。強化ガラスで傷つきにくく、電子レンジも可。日常使いしやすい!
特に平皿は、トーストやらパンケーキやらのせるのに重宝しています。
朝食は食パン派のため、なんだかんだで大体毎年貰っています。

 今年は36回目だそうです。少しふちが丸く立ち上がっているので、
私はりんごを剥いて盛りたいところです。

2016年1月 4日 (月)

北澤美術館のカレンダー

 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

 さて、みなさんは今年のカレンダー、どのようなものにしましたか?
わたしは北澤美術館のカレンダーをいただいたので、こちらを、と思っております。

 北澤美術館に収蔵されるガラスの名品の数々が載せられており、
表紙が、ジョルジュ・デプレの『ラ・ヴァーグ(波)』!
 ガラスの粉を焼き固めて作る技法であるパート・ド・ヴェールで作られた、
淡い緑色の長い髪を持つ、女性のレリーフです。
 昔、雑誌のモノクロ写真で見かけて背中の造形にこころ奪われ、
その後、この北澤美術館にあることを知るとともにカラーでの画像を見、
昼の光を透かしたときの美しさを知りました。
展示では、直接光と透過光が交互に入れ替わるようにして、
色や影の変化を見られるようにしてあるそうです。
いずれ見に行きたい作品の一つです。

 カレンダー、実ははがしそこねが怖くて、まだめくれていません。
B3額縁を買ってきて、そーっとめくりたいところです。

北澤美術館
http://kitazawamuseum.kitz.co.jp/index.shtml

2015年12月24日 (木)

東洋陶磁美術館・鼻煙壺

 行ってきました、東洋陶磁美術館・夜間会館。
ガラス的に、鼻煙壺の話でもしましょう。
被せガラスがほくほくです。彫刻前提ゆえに全体的に肉厚なつくりになっており、塊感が強く、個人的に好みです。
 どれも素敵なのですが、少しだけ趣味で挙げてみようと思います。

 まず、黒ガラス金散し雕琢 蟋蟀(こおろぎ)文 鼻煙壺。黒ガラスの上に(おそらく)アベンチュリンガラスを散らし、壺とコオロギを彫刻してあり、きらびやかです。

 黄ガラス緑被せ 瓜唐草文 鼻煙壺。黄色く熟した瓜の上に黄緑色の葉と蔓のあるデザイン。彫刻の細やかさ、鮮やかな色合いがとても綺麗。

 ガラス以外も、
茶葉末鼻煙壺の、釉薬のきらきらとした緑褐色と、バランスの良い梅瓶型がとっても素敵でした。撫でまわしたくなるような程良いなめらかさでした。
 茶葉末釉:鉄により緑褐色に発色。焼成後の冷却過程で、釉中に微細な結晶が生じる。

 瑪瑙 金魚形鼻煙壺。まるくてちいさい。かわいい。読んで字のごとく、赤白の瑪瑙に彫刻で赤い金魚が表されています。

以上、挙げたのはほんの一部ですが、他にもガラスもガラス以外も良いものが揃っています。

 もちろん、鼻煙壺以外の通常展示も見ることが出来ます。結構空いており、展示品をじっくり眺めることが出来て良いです。
今なら飛青磁花生をにやにや眺めていても、周りの迷惑になりにくいですよー。
 飛青磁花生:国宝。グレーブルーの地に赤褐の鉄斑が飛んでいる。玉壺春型で、口・頸・胴にかけてのラインがとってもきれい。口部の繊細な薄さも素晴らしい。

2015年12月13日 (日)

金は薔薇色、銀なら黄色

 金赤ガラスの話をしましょう。
読んで字のごとく、金によって発色する赤いガラスです。
かすかに青みを帯びた、鮮やかな赤色です。クランベリーレッドと表現する方もいます。

 百貨店へ食器を見に行くか、美術館でガラス器類の展示があるときにでも観覧すると、金赤であることが確実な金赤ガラスが見られるでしょう。

 金赤ガラスは、金自体が高価であり、発色も難しいためコストがかかりがちです。
金赤は、コバルトの青や鉄の青緑と違い、イオンでなくコロイドによる発色です。
金コロイドは、1 µm 以下の金ナノ粒子が分散している分散体です。金ナノ粒子は 10 nm 程度なら赤色です。それより小さいと淡黄色、大きくなるにつれて紫から青色となっていきます。イオン発色と違って溶けたら良しというわけではなく、粒径がかかわってきます。加熱加工している間に勝手に凝集して粒径が変わってしまうため、発色が難しくなります。

 コロイドによる発色は他にも銅による赤(銅赤・そのうちまとめたい)、銀による黄色が挙げられます。銀による黄色は、ガラスと銀が接した状態で熱して黄色くにじむ現象でなじみがある方もおられるのではないでしょうか。

 金赤のビー玉って自作するしかないかなぁ……。有る場所には有るのでしょうか。

アベンチュリンガラス

 アベンチュリンガラスとは、ガラスの中に銅の箔状粒子がきらきらとひかるものです。

 昔々、イタリアの工房で、一人の職人が融けたガラスの中に銅のかけらを落としてしまいました。ガラスが冷えて固まったとき、融け込んだ銅が析出して、微細なラメを混ぜ込んだような独特の煌めきが生じました。
 このガラスが、イタリア語の「偶然な(a ventura)」からとって「アベンチュリン・ガラス(aventurino)」と名付けられました。

 同じくアベンチュリンと呼ばれるキラキラした石が存在しますが、これはアベンチュリンガラスのように光るため、名を取ってつけられたものだそうです。

トンボ玉やガラス細工の、銅色にキラキラした部分はアベンチュリンガラスです。アクセサリーにも用いられています。手芸屋などでは、ゴールドストーン(茶金石:透明ガラスに銅)・ブルーゴールドストーン(紫金石:コバルトガラスに銅)の流通名でビーズが置かれていることもあります。天然石のコーナーにある場合が多いようです。

 個人的には、ブルーゴールドストーンの塊が、星空みたいで好きです。

 銅の代わりにクロムを加えた緑色のものも存在し、クロムアベンチュリンガラスと呼ばれるそうです。こちらはまだ見たことがありません。どこに売ってるんだろう……。

2015年12月 8日 (火)

コバルトガラスは信じていい

 コバルトガラス。酸化コバルトCoOを含んで青色をしたガラスです。有名ですね。
あの鮮烈な青色は良いものです。まさに瑠璃色!

 古くは正倉院の紺瑠璃杯から、今日では一山いくらのビー玉の青まで、
コバルトガラスは昔から広く用いられてきました。
着色力が強く、また比較的安価なだけあって、
幸いなことに身近なガラスの色の一つで有り続けています。
あたりで見かける青いガラスの中なら、シアンでもなく青緑でもなく、
掛け値なしに青と呼べるものは、おそらくコバルトによる発色でしょう。

 挙げるとすれば、現在使われている青色をした硝子食器の数々、青の遮光瓶、
シードビーズの真っ青な粒、切子の青いところ。顔料であるスマルト。
冴え冴えとした淡い青を呈する、エミール・ガレの「月光色ガラス」にも言及すべきでしょう。
冷たい清水のような、また秋の夜の空気のようなあの澄んだ色も、微量のコバルトによって発色しています。

 コバルトガラスの利用について、特筆すべきことがひとつあります。
500 ~ 700 nm の範囲に強い吸収を持つため、ナトリウムの 589 nm のオレンジの輝線を取り除く光学フィルターとしての用途があることです。炎色反応の観察で、ナトリウムの光にかき消される他の成分を見るときに用います。

 このためのコバルトガラス板は市販されています。つまり、コバルトによる発色であることが確かなガラスが入手できるルートがあるわけです。

 だから、コバルトガラスは信じていいのです。

2015年12月 5日 (土)

硝子色

板ガラスの切り口に見える青みの緑色を、個人的に硝子色と呼んでいます。
不純物である二価の鉄イオンの色であるわけですが、個人的には好きな色のひとつです。
合わせ鏡の、明かりのない廊下っぽさもとても好きです。
そのうち絵にしよう。

2015年12月 3日 (木)

空の青=石の月の青=オパルセントガラスの青

青空・ムーンストーンの青くひかるの・オパルセントガラス。どれもレイリー散乱の青です。
なのでオパルセントガラスのかげのオレンジ色は、夕焼けとだいたい同じ色です。

なお、ヒトの眼の都合で青が強く見えているだけで、
青より波長の短い紫も、もちろん良く散乱しています。
青空の色を作るとき、物足りない場合は紫を加えるとそれっぽくなるかも。

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